「ものづくり」の現場というのは実に崇高でストイックです。

今、CD制作の仕事をしているのですが、ミュージシャンもエンジニアも(関わる人全員が)、一瞬一瞬の果てしない積み重ねと終わりの見えない混沌の中で、身を削るような作業に没頭しています。
それは生みの苦しみと呼ばれるものなのでしょう。
「もの」が生まれたら、必ず身体中が震えるような喜びが湧き上がるはずです。
その達成感のための労苦は、後になって思えば美しいもの。

友人のフードプラッツである岩田都さんもそうした時間を重ねて、ひとつのプロダクトを完成させました。
ルバーブとハラペーニョが見事に融合した「ルバペーニョ®︎」

この少しだけ刺激的で甘酸っぱい万能ソースは、お肉やサラダやパンやケーキにもなんでも合わせられるのですが、これだけでもワインやお酒が進みそうです。
私はフランスパンに山盛り載せていただきましたら次々と手が止まらなくて…
いろんな楽しみ方がありそうです。

こんな素敵な「もの」を「つく」った都さんの努力は世界に向けてまだまだ続きます。

「ものづくり」は簡単なものではないですね。
でも、なんでも物事が仮想空間で簡単に生み出せるような風潮の中で、あえて苦労を背負って新しい「もの」を生み出そうとしている人たちを、私はもっと応援したいです。