ドイツへの留学・ホームステイ先の家庭で、おばあちゃんが手作りしてくれた美味しいルバーブのタルト。
そこで「ルバーブ」という食材に出会い、その魅力に魅せられました。
それから26年。
アラスカの無農薬ルバーブを輸入できるルートを得て、これまでになかった「ルバーブソース」の構想を実現すべく、商品化への奮闘が始まりました。
商品の企画段階で、ルバーブの美味しさはもちろん、美しい赤色も生かしたソースにしたいというコンセプトを打ち立てましたが、実際のレシピ開発の過程で『ルバペーニョ®』を何度も試作、製造するにあたり、
ルバーブ自体が大変繊細な野菜であること、
を知りました。
仕入れるルバーブの種類や利用する部位によってや、ソースに加工する製造工程によっても、せっかくのきれいな「赤色」は消えて、梅ジャムのようなくすんだ色になってしまいます。
そんな失敗を何度も繰り返しました。
そして、そんな中で、改めて
農産物は自然の恵み。
特に、しっかり大地に根差した環境で無農薬栽で作られた農作物では、人間のエゴやビジネスで支配することは出来ず、
「素材である農産物に寄り添りそう」、そんな姿勢で素材に向き合わなくてはいけない。
そんな当たり前なことに今更ながら気づかされました。
フードコンサルタント岩田都による 農産物加工事業体である「セトレス」が目指すこと
フードコンサルタント岩田都による 農産物加工事業体である「セトレス」は
下記の「3つのS」に由来します。
・source 源泉。命の源。
・sauce ソース。素材と素材の繋ぎ役であり、食を通して人と人のつなぎ役であること。
・seed 植物の「種」の意味でもあり、人類、命のルーツ。
農産物に寄り添った食品づくりを基本姿勢とし、
作る商品が、
農産物を育てる人、食の加工品を作る人、製造販売に関わる人の熱意に支えられて
食する人の食卓に届けられた時、
それは加工品であっても生命の息吹を吹き返すー。
「食する人は、農作物の命である素材に生かされている!」
と考えます。
『ソース(sauce)』は命の源、Souceにもつながる言葉。
『ソース』という農産物加工品の製造事業を通して、そのような皆さまの命を支える「食」を提供していくことを使命としています。